ねんね相談をしていると、こんな声をよく聞きます。
「アドバイスもらったけど、全然よくなりません」
「夜中に10回起きます。もう限界です」
でも、詳しく話を聞いてみると——
実は、伝えたことをやっていないケースが少なくありません。
ねんねは「知識」じゃなく「環境×行動」
自分で眠るっていつかできるようになると思われがちですが
ここで大切なのは、
眠ることは練習して身につけるスキルだということ。
スプーンの持ち方も、
コップ飲みも、
文字を書くことも、
最初からできる子はいません。
大人がやり方を教えて、
環境を整えて、
繰り返す中で少しずつ身についていきますよね。
眠ることも同じです。
赤ちゃんは「どうやって眠るか」「どうやって眠り続けるか」を
生まれながらに完璧に知っているわけではありません。
だからこそ、
・眠りやすい環境を整える
・眠る流れを一貫させる
・安心して眠れる条件を教えてあげる
こうした関わりを通して、
眠る力を育てていく必要があります。
ねんねを教えることは、
特別なことでも、厳しいことでもなく、
子どもの成長を支える大切な関わりのひとつです。ねんね改善は、魔法でも才能でもありません。
必要なのは、とてもシンプルで、
・寝る環境を整える
・生活リズムを整える
・それを続ける
ただ、それだけです。
「寝られない子」はいない。うまくいかない理由があるだけ
「うちの子、何をしても寝ないんです」
すやすやクラブでたくさん相談を受けてきて、
この言葉を本当に何度も聞いてきました。
でも、実際に一緒に状況を整理していくと、
ほとんどの場合こう気づきます。
寝られないのではなく、
眠れる条件がまだそろっていないだけ。
ねんねが改善しにくい、よくある2つのポイント
① 安心できる寝床が整っていない
赤ちゃんは、夜中に何度も眠りが浅くなります。
そのたびに無意識に確認しているのが、
「ここは安全?」
「ひとりで大丈夫?」
寝床が広すぎたり、囲いがなく視界が開けていると、
目を覚ますたびに不安になり、泣いて起きてしまいます。
「そのうち慣れる」
「動くから仕方ない」
そう思われがちですが、
囲われた安心できる空間を用意するだけで、
夜中に再び眠れるようになる子は本当に多いです。
囲うことは、甘やかしではありません。
眠るための【安心材料】です。
② 昼寝のリズムが合っていない
「昼寝を減らせば夜は寝る」
これは、よくある思い込みです。
実際には、
昼寝が足りない=疲れすぎた状態。
体も脳も興奮してしまい、
夜は眠りが浅くなってしまいます。
月齢に合った昼寝の回数とタイミングが整うと、
夜中の目覚めが減るケースはとても多いです。
昼寝は、夜のねんねの<邪魔>ではなく<準備>です。
「やっているつもり」と「できている」は違う
ねんね相談をしていると、こんな場面に出会うこともあります。
アドバイスは聞いた。
でも、環境は変えていない。
リズムも大きくは見直していない。
それでも
「全然改善しません」と感じてしまう。
正直に言うと、
整えていないまま、改善することはありません。
これはママの努力不足ではなく、
ねんねは条件ありきだからです。
まずは「この子は眠れる」と信じてあげてほしい
これまでサポートしてきたお子さんたちも、
最初はみんな「寝ない子」でした。
でも、
環境を整え、
リズムを整え、
続けていく中で、
少しずつ、確実に変わっていきました。
ねんね改善の最初の一歩は、
「うちの子は寝られない」と決めつけないこと。
眠れる力は、どの子にもちゃんとあります。
ねんねは、根性論じゃない
我慢して抱っこし続けることでも、
いつか寝るのを待つことでもありません。
必要なのは、
眠れる条件を知って、整えること。
それができれば、
ねんねはちゃんと変わります。
きついけど大事なこと
ねんね改善は、
「聞いたらよくなる」ものではありません。
「やった人だけが、変わる」ものです。
これは厳しいけど、
ママを責めたいわけじゃない。
現実を伝えたいだけ。
私は、
「なんとなく話を聞いて、なんとなく変わる」
とは思っていません。
本気で変えたい人に、
本気で向き合いたい。
だから、できない理由探しより
「どうやったらできるか」を一緒に考えたい。
ねんねは、
ママが我慢し続けるものじゃない。
子どもが成長する力を、
大人が整えてあげるもの。
やるか、やらないか。
変わるか、変わらないか。
選ぶのは、いつもママ自身です。
さいごに
ねんねは、才能でも性格でもありません。
正しい知識を知って、環境を整えれば、ちゃんと変わります。
でも、私はそれを最初から知っていたわけではありません。
長男が小さい頃、
「いつか寝る」「今は仕方ない」と思いながら、
抱っこや付き添いで乗り切る毎日を選んでいました。
今振り返ると、
知らなかったから、変われなかった。
それだけだったんだと思います。
長男が2歳になったとき、
はじめて本気で睡眠について学び、
環境と関わり方を見直しました。
すると、
「寝ない子」だと思っていた長男が、
少しずつ、自分で眠れるようになっていきました。
だから今ははっきり言えます。
「うちの子は寝ない」と決めつけなくていい。
このブログでは、
0〜5歳までの発達に合わせた睡眠の知識を
できるだけわかりやすく伝えていきます。
もし今、眠れない夜を変えたいと思っているなら、
ここから一緒に始めていきましょう。
